肝臓病 食事療法

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肝臓病ごとの食事療法

食事療法について説明する看護師

肝臓は予備能力が高い臓器です。そのため、かなり症状が進まないと自覚症状が出ません。自覚症状が出た時には病気がかなり進行している場合が多いと言えます。

 

そのためか、肝臓病の人は日本では多くいます。急性肝炎患者は70万人、慢性肝炎患者は130万人、肝硬変患者は30万人と言われています。

 

ウイルスが原因の肝炎に対してはインターフェロンなどの抗ウイルス治療が行われます。そして、アルコール性肝障害や脂肪肝では食事療法が必要になります。アルコール性肝障害では禁酒が不可欠です。脂肪肝でもアルコールは控えましょう。他にも菓子や果物を摂り過ぎないようにして肥満を解消することが大切になります。

 

肝臓病の食事療法の基本はエネルギーを適正にして栄養バランスのとれた食事を摂ることです。出来るだけ多くの種類の食品を摂るように心掛けるとともに、3食きちんと規則正しく摂ることも大切。一度に多くの量を食べないように注意。障害のある肝臓は栄養を吸収する能力が低下していますので、栄養をたくさん含んだ血液が肝臓をゆっくり通るようにしてやると良いでしょう。

 

食後に少し横になるのも、弱った肝臓を血液がゆっくり通る助けになるのでお勧めです。加工食品は食品添加物を多く含みます。食品添加物は肝臓で解毒されます。肝臓の負担となるものですから、加工食品は控えるようにしてください。

 

慢性肝炎の場合

慢性肝炎では、禁酒を心掛ける以外には特別な脂肪制限はありません。むしろ、黄疸の強い時期を除けば、適量の植物性脂質や魚介類の脂質は積極的に摂ることが推奨されています。ビタミンA、ビタミンD、ビタミンE、ビタミンKや良質のタンパク質を摂ることが大切だからです。調理にはサラダ油やオリーブ油を使い、魚を食べるようにしましょう。

 

脂肪肝の場合

脂肪肝では肥満の解消が重要課題です。食事の量を標準体重に見合ったものに改めましょう。食事は規則正しく、ゆっくり摂ることが大切です。早食いは治すようにしましょう。アルコールはもちろんですが、菓子、ジュース、果物なども摂り過ぎないようにしてください。アルコール性肝障害ではとにかく禁酒することが大切です。飲酒を続けていると、肝癌になりやすいことが分かっています。禁酒あるのみです。

 

肝硬変に進んでしまったら・・・

肝硬変に進んでしまったら、まずは便秘しないように食物繊維の多い食事を摂ってください。便秘すると、肝性脳症を起こしやすくなるためです。肝硬変が重症化してくると、味覚が鈍化しますので、塩分の摂り過ぎには注意しましょう。

 

さらに肝硬変が進行してしまった場合には、タンパク質の制限が始まります。タンパク質はアンモニアの元になります。血液中のアンモニアが多くなると意識障害を引き起こすので、それを防ぐのが目的です。そして、不足するタンパク質はアミノ酸製剤で補われます。

 

当然ながら、必ず医師のアドバイスに従って、治療を進めるようにしてください。

 

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