肝機能検査

肝機能検査とはどんなものか

肝機能検査とは

肝機能検査について説明する看護師

肝機能検査とは、読んで字の如くで、肝臓の機能が、正常に働いているかどうかを調べるための検査です。

 

この検査では、通常は肝臓を直接調べるということはしません。主に血液を採取して、その血液中に含まれている成分を詳しく調べるというものになります。

 

血液中の対象となる物質の量などに異常があった場合、肝臓に問題がある可能性が高いなどと判断ができるのです。

 

では、実際どのようなこと成分の数値を調べるのかというと、代表的な検査項目は「AST」と「ALT」というものです。

 

  • AST・・・アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ

    (旧名称:GOT・・・グルタミン酸オキサロ酢酸トランスアミナーゼ)
  • ALT・・・アラニンアミノトランスフェラーゼ

    (旧名称:GPT・・・(グルタミン酸ピルビン酸トランスアミナーゼ)

 

どちらも肝臓の細胞に含まれている酵素。<注1>

 

普段はあまり血中には存在しないこれらの酵素ですが、
なんらかの理由によって肝細胞が破壊されると
どんどん血中に流れ出して、濃度が高くなるのです。

 

この代表的な2つの項目に加えて、ALP(アルカリホスファターゼ)や、
γ-GTP(γ-グルタミールトランスペプチダーゼ)などの酵素の血中濃度も
肝機能検査の項目として必ず出てくる数値です。

 

肝機能の数値の見方について

 

こうしたさまざまな酵素や成分の血中濃度を調べることによって、
肝臓の状態を推測する、というのが肝機能検査の目的です。

 

本来、肝臓の状態を調べるとなると、
肝臓の組織を直接採取して調べる(肝生検)という方法をとらなくてはいけません。

 

しかし、肝機能検査の血液検査はこの手間を省き、
より簡単に肝臓の状態を推測できるようにしたものです。

 

肝臓は沈黙の臓器とも呼ばれる臓器です。
異常に気づいたときには、すでに手遅れであることも多くあります。

 

普段から肝臓を意識し、定期的に肝機能検査を受けるようにして、
肝機能の異常を早期発見できるよう努めましょう。
(血液検査を含む健康診断を受ければ、通常は肝機能検査も含まれるようです)

 

<注1>
以前は、ASTはGOT、ALTはGPTと呼ばれていましたが、
何年か前にASTとALTに呼び方を標準化したそうです。
健康診断の結果に「AST(GOT)」とか「ALT(GPT)」と書かれているのはそのためです。

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