肝機能障害とは

肝機能障害とは?どんな症状がおこるのか?

肝機能障害とは

肝機能障害を説明をする看護師

肝臓はとても強い臓器ではありますが、継続的に大きな負担をかけてしまうなどすれば、機能が低下してしまうこともあります。それを放置して、さらに悪化させてしまうと、肝機能が衰退して機能しなくなっていきます。

 

これを「肝機能障害」といいます。

 

肝臓は「沈黙の臓器」とも呼ばれており、何かしら異変が起こっても、自覚症状がないことが多い、非常に怖い臓器でもあります。

 

よって、肝機能障害に陥っていても、なかなか大きな自覚症状は現れません。だからこそ、肝臓のことをよく知り、肝機能障害に陥らないことが大切になるのです。

小さな症状は現れる

さて、肝臓は沈黙の臓器であるということを書きましたが、
まったく自覚症状が現れないということではありません。
若干ではありますが、肝機能障害に陥ると体に異常が出始めます。

 

  • 体がだるい
  • 疲れがなかなかとれない
  • 不眠になる
  • 吐き気や嘔吐
  • 黄疸
  • 吐血
  • 手足のむくみが多い
  • 悪酔い

これらが肝機能障害時に現れる異常の一部です。
体内で代謝や解毒がスムーズにいかなくなることで、こういった異常が出てくるわけです。
吐血のように重い症状もありますが、多くの異常がよくある小さめの症状なんですね。

 

なので、この異常が出たからといって、肝機能障害と結びつける人はあまりいないでしょう。咳や体のだるさを感じても「風邪かなぁ?」くらいで終わらせてしまう人がほとんどですし、不眠になったところで、最近ストレス抱えてるのかな〜なんて考えがち。

 

だから厄介なのですね。

 

もし、ダルいとか疲れがとれない等の症状が一時的なものではなく、
慢性的なものであれば、肝機能障害を疑ったほうがいいかと思います。

 

⇒肝機能の低下が気になっている方へ

肝機能障害によって引き起こされる黄疸

また、黄疸は肝機能障害が起きたときによくある症状です。これが現れたら要注意。
黄疸は肝機能障害になった時に起こりやすい代表的な症状の1つです。

 

具体的にどのような症状が現れるかというと、

 

  • 尿の色が濃くなる
  • 体または眼の白目の部分が黄色っぽくなる
  • 特に湿疹が出ているわけではないのに体に痒みを感じる

このように、尿の色が濃くなったり体が黄色っぽくなったり、
全身の痒みなどが現れるようになります。

 

こうした黄疸は血液中にビリルビンと呼ばれる物質が増えている証拠。ビリルビンとは赤血球に含まれているヘモグロビンが破壊された際に生まれる物質ですが、本来ならそのまま肝臓に運ばれて代謝が行われ、水に溶けやすい直接型ビリルビンという物質に変わって尿と共に排泄されていきます。

 

しかし、肝機能障害によって肝臓が十分な働きをすることができなくなると、ビリルビンは処理されることなく血液中にどんどん溜まっていってしまいます。その結果、黄疸が現れるようになる…と、こういう仕組みになっているのです。

 

自分の体をよく観察して、黄疸を確認したら病院へ検査にいくことをおすすめします。

肝機能障害、気をつけたいのは…?

特に肝機能障害に気をつけたいのは普段からお酒をよく飲む人です。

 

ただでさえ肝臓はいろいろなはたらきを持っていて忙しい臓器ですが、お酒をよく飲む人は解毒の作用が強くはたらくので肝臓がフルで働く時間が増えてしまいます。また、油物や甘いもの、辛いもの等の刺激物が好きな人も注意が必要です。お酒と同様に肝臓に大きな負担をかけてしまいます。

 

一般的にお酒が好きな人は、肝臓をよく気にしているようですが、油物や甘いものが好きな人で、肝臓に気をつけないとな〜なんて言っている人は見かけません。なので、もしかしたら肝機能障害を心配すべきは、酒好きよりも、甘いものや油物好きの人のほうかもしれませんね。

 

 

 

ということで、肝臓に負担をかける食生活をされている方は、
肝機能障害にならないよう対策を打つ必要があります。

 

少なくても週に一度は肝臓を休ませてあげる日を作りましょう。
いわゆる「休肝日」というやつですね。

 

お酒は飲まないけれど脂っこいものや甘いものが大好き!という人も、同じような感じで「その日だけは、甘いもの・辛いもの・脂っこいものを食べるのは控える」という日を週に一度は設けるようにしましょう。

 

肝臓は回復力の強い臓器だそうなので、それだけでも大きな違いが出るようです。
もちろん、週に1日だけではなく、日頃から注意したほうがいいですけどね。

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