肝臓 メタボリックシンドローム

肝臓とメタボリックシンドロームの関係とは?

肝臓とメタボリックシンドロームの関係とは?

メタボな男

近年、現代社会では肥満が社会問題にもなっています。

 

そんな中で、メタボリックシンドロームという言葉を聞いたことがあると思います。このメタボリックシンドロームと肝臓には、深い関わりがあるということをご存知でしょうか。

 

メタボリックシンドロームとは、内蔵周りに脂肪が溜まってしまう「内蔵脂肪型肥満」というものをベースとして、高血糖、高血圧、脂質異常の2つ以上が重なっている状態を指しています。

メタボリックシンドロームの原因は?

このような状態になる一番の原因は乱れた食生活です。
脂っこいものや甘いものばかりを食べたり、バランスの悪い食事をしているとメタボリックシンドロームになりやすくなります。

 

それに加えて近年では、運動不足に陥っている人が少なくありません。毎日忙しくて運動しているヒマなんてない…という人がほとんどでしょう。このように食生活の偏りや運動不足が合わさり、よりメタボリックシンドロームに陥りやすくしてしまっているわけです。

メタボリックシンドロームと肝臓の関係

近年、ALTの値を使った調査によって肝臓とメタボリックシンドロームの間に深い関係性があることが分かっています。ALTとは、肝細胞に存在している酵素のこと。この酵素は、幹細胞が壊れると血液中に放出されてしまいます。つまり、ALT値が高いほど血液中に存在するALTが多い=その分肝細胞が壊れている、ということになるわけですね。

 

さて、この数値を使って具体的にどのような調査が行われたかというと、次のようなものです。

 

日本人の中年男性を対象に、ALT値を測定します。そして、それから約7年後までにメタボリックシンドロームに発症している人の割合を調査したのです。

 

結果、ALT数値測定をした時に数値が高かった人ほど、7年後の間にメタボリックシンドロームになっている率が高いことが分かりました。つまり、肝機能低下がメタボリックシンドロームを招きやすくする、ということがわかったのです。

 

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肝機能低下とメタボリックシンドロームの悪循環

肝臓のはたらきとして最も有名なのはアルコールを中心とした体に害を与えるものの解毒作用です。しかし、その他にも代謝といって糖や脂肪、タンパク質を分解しエネルギーにするというはたらきも持っています。

 

でも、脂肪分やタンパク質を摂取しすぎてしまうと、肝臓はそれを分解しきれなくなり、分解できなかった脂肪分というのはどんどん肝臓に溜まっていきます。

 

こうして肝臓に脂肪がたまることで脂肪肝になり、肝機能は更に低下していきます。するとそれまで以上に体内に入ってきた脂質などを処理することができなくなり、その結果体全体に脂肪が蓄積されやすくなってメタボリックシンドロームに繋がってしまうわけです。

 

ここまでくると今度は高血糖や脂質異常といったものが現れて、これらはさらに肝機能を低下させてしまうため、どんどん悪循環に陥ってしまいます。

 

 

 

メタボリックシンドロームを放置してしまうことは、肝臓にとってもよくないことです。同様に、肝機能の低下を放置してしまうこともメタボリックシンドロームを誘発する原因となります。

 

肝臓は知らない間にどんどんダメージを負ってしまうもの。それを知らないまま放置すれば、動脈硬化や心臓病、脳卒中といった怖い病気になる確率も高くなりますし、肝臓病を発症するリスクも高くなってしまうのです。

 

肝臓のことを考え、普段からバランスのよい食事や運動、
そして休息をとることを心がけましょう。

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